ペイントには次にあげる基本的なテクニックがあります。複雑な絵柄や細かいタッチの作品なども、基本テクニックの応用で描くことができます。
トールペインティングでは、これらのテクニックのことを基本ストロークと呼びます。
フルロード
１．筆先にペイントを十分含ませます。
２．（毛と毛の間にペイントを含ませるようにパレットで馴染ませます。
３．ムラのないきれいなべた塗りになるよう筆をまっすぐに動かして塗っていきます。
カンマストローク
１．筆をぬらしてから余分な水をタオルやペーパータオルでよく落とし、 絵の具をたっぷり含ませます。
２．筆を下ろした後は、ゆっくり手前に引きながら力をぬいて筆を上げていきます。
Cストローク
１．絵の具をつけながら筆先を整えます。
２．筆を下ろしたらエッジに沿って横方向にすべらせます。
３．ゆっくり引きながら徐々に力を加えていき、中央を過ぎると反対方向にエッジを立ててすべらせます。
ラインワーク
１．絵の具をたっぷり含ませます。
２．同じ力のまま腕全体で線を描きます。（最後はゆっくりと）
サイドローディング
１．筆をぬらしてから余分な水をタオルやペーパータオルでよく落とします。
２．筆の片側半分に絵の具をつけます。
３．パレット上で色むらが出ないように馴染ませます。
４．同じ力のまま腕全体で線を描きます。
Wローディング
１．筆をぬらしてから余分な水をタオルやペーパータオルでよく落とします。
２．筆の片側半分に絵の具をつけ、反対がわに違う絵の具をつけます。
３．パレット上で2色を馴染ませます。
４．同じ力のまま腕全体で線を描きます。
ティッピング
１．フルロードの要領でペイントをつけた筆先に、違う色を少しだけつけます。
２．筆を走らせると、後から筆先につけた色から、最初につけた色へと変わっていきます。
シェード/ハイライト
１．サイドローディングの要領で、シェードカラー（またはハイライトカラー）を筆につけます。
２．シェード（またはハイライト）を入れ始めるラインに筆を、あわせます。
３．ゆっくり力を加えながらラインに沿って動かします。
４．最後は力を抜きながらラインにあわせます。
スティップル
１．ステンシルブラシに絵の具をつけます。絵の具は、あまり多くつきすぎるときれいにぢきないので、つけすぎた余分な絵の具はペーパータオルでふきとります。
２．たたくようにして、描いていきます。
