(ぶたの独り言)

2000年 10月

[2000.10.30] なにげない一言


私には、結構おもしろい息子がいます。 おもしろいのは、私と「うりふたつ」というか、私を縮小すれば息子になるというくらい似ていること(シルエットではどっちがどっちだか判らない)ではなく、その柔軟な発想から出てくる、なにげない一言なんです。

この前、何を食べてもすぐ太る体質の私が、「ダイエットを始める」と言ったところ、 奥さんや娘さんから、励ましの言葉をたくさんもらいました。
  「今度は頑張ってや!」
  「本気で、やりや!」
  「でけへんかったらどうする気?」
(過去の経験から、反論は控えようと思った私)

それを聞いていた息子が一句

ダイエット してもないのに リバウンド

毎日、あほなことばっかり言って育ててきたためか、もともと素質があったのか、定かではありませんが、今後も彼は、日々著しい成長を遂げ、これからの日常生活においてますます、その感性に磨きをかけることと思います。

 

[2000.10.28] 雨です


今日は結構な量の雨が降っていました。どちらかというと雨は好きな方なんですが、やっぱり限度いうもんがあります。実は、奥さんと一緒に近所のスーパーに買い物に行く時のこと、ちょっと小降りにもなってきてたし、車で行くので傘は1本あればいいか、ということで出かけました。
で、買い物を済ませて(傘は使わなかった)家に戻ってみると、剣道をやっている息子を迎えに行かなければならない時間になっていたので、家の前に車を着けて、買い物と奥さんを下ろして体育館へと急いだのです。

駐車場に着くころには、さっきまで遠慮がちに降っていた雨が、気合を入れて本降りに変わっていました。そこで傘を取ろうとして始めて気がついたのです。「傘がない!」(井上陽水の曲名みたい)
駐車場から、体育館までは1〜2分程度なんですが、結構な降り方だったんで、着いた時にはびしょびしょでした。

練習が終わるのを待っていると、いつもより気合が乗っていたらしく、なかなか終わらず、結局30分くらい待つことになって、終わるころには乾き始めてました。その30分が良かったんでしょうか? 体育館を出るときには雨が上がってましたので、帰りは濡れずにすみました。

家に戻って、そのことを言うと、「あはは〜」というお気楽な返事が返ってきた。


う〜ん「めでたし、めでたし」?

 

[2000.10.23] 健康状態の説明


最近の私は、前にもましてトイレに行く回数が増えた。

もともとは、そんなにお腹が弱いわけでもないんですが、やたらよくトイレに向かうのです。実はこのような体質は遺伝するらしく、息子も同じようによくトイレに行ってます。

ある日の母と息子の会話

母 :どうしたん?またお腹痛いの?
息子:ううん。大丈夫。
母 :せやけど、さっきから何回もトイレ行ってるんとちがう?
息子:大丈夫!大丈夫!「今、逆便秘やねん」

この一言で、笑い転げた母親は黙って薬を出して

母 :これ飲んであったかくしとき

と言いながら、まだ笑ってました。

 

[2000.10.20] 群れのリーダー


うちの家族は人間(4人)ねこ(1人)犬(1人)の合わせて6人家族です。こんなことを言うと、どこやらの国の国語学者の方々は、日本語の使い方を間違っているという指摘をされることと思います。(まあ、これを読んでたらの話ですが)

でも、うちではそんなことは、どうでもよくて、人間・ねこ・犬の3種類の動物が家族として暮らしているので、当然のことながら、自然界の摂理に従いまして、 この家族(群れ)全員に序列が出来あがっています。

家族構成   父(私です)    母
         娘         息子
         ねこ        犬

今回は、リーダーを発表致します。

やはりリーダーたるもの家を守るために、冷静な判断力行動力さらに群れの中の誰よりも強くなければなりません。その影響力は、群れの全員に浸透しているものなのです。
うちでは、無益な戦いは避ける傾向がありますので自然とリーダーが決まりました。

リーダーの1日は多忙です。
昼はテーブルの下や子供部屋のベッドの上で辺りを伺いながら、油断したふりをして眠りを装っています。また、夜は鋭い感覚で周囲を監視しながら、母の布団の中でいざというときの為に、力を温存する。

そうです。リーダーは、ねこ様です。

ねこプロフィール
   ・年齢 11歳
   ・種類 雑種(キジ猫)
   ・正確 寂しがり屋のくせに甘えるのが下手
   ・特技 人の言葉で話をする
         先日、息子がねこの前を通ったときのこと、
          ねこから「おい!」って呼ばれた。(息子談)

また今度、ねこの写真を公開しようかな。

 

[2000.10.17] 寝ながらにして家族を守る


その日、私は夕食後テレビを見ながら気持ちよく横になっていたんですが、そこへいきなり魔物達がやってきて容赦無く攻撃し始めたのです。その時の状況です。

魔物娘:ちょっと「お父さん」
      「そんななとで寝てたら風ひくで」
      「寝るんやったら2階行きや」
      (まるで連発銃みたいや)
魔物妻:「さっきから何回も起こしてるのに」と呆れ顔
被害者:「寝てへん」って言うてるやんか
魔物娘:「もう〜寝ててもええけど、もうちょっと静かに寝られへん?
魔物妻:「いびき掻いてるのに」
被害者:え〜?そんなに起こした?いびき?
      (寝てたんだろうか?起こされた覚えはない)
魔物妻:「もう、コーヒーいれたるから起きや」

皆さんはご存知でしたか? 人類の祖先がまだ洞窟で暮らしていた時代には、猛獣から襲われるのを防ぐために、ここに大きな強い動物がいることを、辺りに知らせて身を守ったのです。夜は、さらに危険が増すので、雄は仲間を守るために、大きなうなり声を出しながら眠ったのです。

そうです、私は無意識のうちに家族を危険から守っていたのです。(コーヒーを飲みながら、そう確信したのでした。)

 

[2000.10.13] あれ?ぎっくり首になってしまった


晩御飯を食べてから、横になってボーっとしながらテレビを見ていました。
我が家では9時というのは、ユニ〜クな駄犬「ラリー君」の夜の散歩の時間です。いつものように時間が来たので、さあっとばかりに起きあがろうとした時です。あまりにも元気よく起きようとしたのが悪かったのか、首のあたりでもの凄い音がしました。バキッ!ベキッ!ボキボキッ!... そして、続いて強烈な痛みが首筋から背中にかけてを走り回りました。
今回の不幸な出来事の原因ははっきりしています。
私の持つ、並みの人よりも多少大きめの頭のサイズのせいです。

これを打つのに、椅子に座って下を向いても痛い状態です。バンテリン塗っておとなしくしておきます。

 

[2000.10.09] ヘモグロビンになった一瞬


鈴鹿サーキットの続きです。レース終了後の出来事です。
「逆バンク」で観戦していたのは昨日のコラムに書いたとおりなんですが、その場所から離れてレース場を出るときのこと、ものすごい数の観客の中に飲み込まれるようにしながら、出口へと歩いたのですが、あっちこっちから人があふれ出てきて、狭い通路はさながら朝の御堂筋線(大阪の地下鉄です)のような大混雑です。特に通路が合流している場所は凄いありさまでした。
その時です。ほんの一瞬でしたが、確かに私はヘモグロビンになっていました。
あるある大辞典の影響かな?(「どろどろ血」と「サラサラ血」)

 

[2000.10.08] 牛丼でシューマッハがワールドチャンピオン決定


鈴鹿サーキットへ行ってきました。そうですF1日本グランプリを見に行ってきたんです。息子と2人で、昨日の夜に鈴鹿へ着いて、車で一泊して朝からフリー走行を見て、午前中に行われたフォーミュラドリームとCIVICチャレンジカップの2レースを堪能しました。そこでお腹もすいたので、午後から行われるF1の前に食べ物を買いに売店まで行って戻ってきました。 私達親子が席を取っていた場所は通称「逆バンク」といわれる所の、コースと観客席を仕切っているフェンスの一番前でした。
そこにデッキチェアーを置いて、牛丼とカレーを買って戻ってみると、観客みんなが手に手にカメラなどを持ってフェンスに詰めよっていたのです。そこへもどった父と子は周りの目も気にせずに食べ始めたのです。と、そこへ観客サービスにオープンカーに乗ってコースを回っている軍団が通りかかりました。そうですF1のドライバー達が手を振りながら現れたのです。当然のことながら父と子は、食事をしながら手を振ったのです。牛丼とカレーを見せるようにして。シューマッハが10mぐらい前を笑いながら通りすぎていきました。
父と子は確信しました。牛丼に微笑を返した男はきっと勝つだろうと。そして予感は的中しました。ワールドチャンピオンとなったシューマッハにレース前に力を与えたのは「逆バンク」にいた父と子そして手の中の牛丼だったのです。

 

[2000.10.06] 1日3回快食  1日4回快便?


最近すこぶるメシがうまい。
なにも今日始まったわけではないけれど、ここのところ米もパンも、ものすごく咽喉ごしがいい。でも、そのせいでズボンとベルトがまた縮んだように思えてならない。まあ、いいか。それよりも問題なのは1日のトイレの回数の方で、これが毎回けっこうしっかりと出る。なのに回数は尋常じゃあない。どうしたんだろう?
誰か良い方法教えて!

 

[2000.10.04] やっぱり 体重計は嘘をつく?

 

昨日の風呂上りに、不適にも私に挑戦してきた体重計が、今度は娘と息子に挑んできたのです。ここは「父親として身をていして子供たちを守らなければ。」そう思った私は敢然と子供たちの前に立ちはだかり、この挑戦的な態度を取りつづけるやつに再び乗ってやったのです。しかし、昨日の戦闘で受けた傷がまだ完治していなかったために、またしても不覚をとってしまったのです。ですが子供たちだけは何とか守りきることができたので、ここぞとばかりに言ってやりました。
 「あすも挑戦してやる。」

いつのまにか、わたしが挑戦者になっていました。

 

[2000.10.03] うわ!体重計が嘘をつく?


正確には昨日の夜の風呂上りのことです。さっぱりして、気持ちよく出てきたんですが、目の前の床の上に、ここ最近見ないようにしていた体重計が置いてあるのを発見しました。その時、瞬間的に頭に浮かんだのは「この挑戦的な態度を許してはいけない。久しく相手をしてやらなかったからといって、いきなり目の前に現れるとは。」という「かかってきなさい。」という言葉だったのです。挑戦者に胸を貸してやるつもりで左足から一歩、また一歩と近づきゆっくりした動作で、みごとに乗ってやったのでした。すると、そこに現れた数次の先頭には初めて見る数字がはっきりと出ていたのです。それを見た私は、冷静さを保ちながらも思わず叫んでいました「このうそつきめ、なんのつもりだぁ?」。
それを聞いた奥さんと娘さんが、口々にこう言うのです。
  「なぁ!言うたとおりやろ。」
  「もう〜 ええかげんにしいや!」
で、今朝の朝ご飯のときに、気がつきました。「トーストだけどバターがない。」

しまった。
はめられた。