ここのところ感じていた体力の低下。
これこそ、あの運動不足と呼ばれ怖れられている妖怪の仕業にまちがいない!
「それならば、妖怪退治に出かけようではないか。」と、思い立ったのが昨日の夕方4時頃。こういうときは一人で行かず、連れの者を伴なって出かけるのは古来からのしきたり。
そこで、私は娘に向かって言ったのです。「ついて参れ」と。すると娘も同じく妖怪には腹が立っているとのことで、こころよく伴に着くこととなりました。(娘は標準体型ですよ。念の為。)
それからが大変、ここ数日ずっと咽喉の痛みと、ちょっと熱っぽいようなフワフワした良い気持ちで過ごしていたのを思い出したのでした。(忘れてたんかい?)
だが、一旦口に出した以上引っ込みがつかず夜を迎えてしまったのです。
我々一向は、夜の街道を一歩また一歩と進んで行きました。すると、すぐに怪しの輩は正体を現したのです。ここぞとばかりに、私も娘も妖怪にひるむことなく、妖怪に戦いを挑んだのはいうまでもありません。
どれくらいの時が経ったでしょうか。
我々一向は無事に、目標の地に着いておりました。途中、無我夢中であったため、何があったのか正確に覚えていませんが、とにかく我々は奴らを退治することができたのです。
しかし...
闇の中からじっとこちらを見つめる目があったのを、知る由も無かった我々一向は、帰りの道中でまたも襲われたのです。
でたな妖怪!
しかし、先ほどの戦いで疲れ果てていた我々を待っていたのは、強力な闇の力でした。なんとか娘は守ることができ、家まで辿り着いたのですが、私はそこで、力尽きてしまいました。
妖怪の種類は一種類ではなく、実に多くの物の怪たちがこの世には居るのです。今日の私は、熱っぽさが増してさらに気持ち良い気分を味わっているのです。
くそ〜風邪が悪化した
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