(ぶたの独り言)

2000年 12月

[2000.12.31] 雨乞いの儀


僕は特技を持っています。そんな方は、ほかにも多いと思いますが、僕のは特別良く効きます。ん?

その特技は車を洗うと必ず雨が降るというものです。
子供達は、これを称して雨乞いの儀と呼んでおります。

20世紀最後の年末に、とっておきの雨乞いの儀をとりおこないました。そうです、昨日車を洗ったのですが、朝起きたらま雨が降っていました。でも、すぐにやんだので、雨がかかった車の鼻先をふいておきました。すると間もなく、大粒の雨が落ちてきました。

気を取り直して、あきらめてほっといたら雨は自然に上がりました。
夕方になって、また車をふいたら、再度雨が襲ってきました

どうやら僕の雨乞いの儀は完璧なようです。
この神通力が来世紀も続きますように、と!

 

[2000.12.26] 忙しい1日


わんこ珈琲を飲んだおかげか、イベントは順調に行き、無事に終了することがで来ました。
その後、反省会を兼ねて打ち上げに行ったのですが、僕にとってその日は20世紀最後の誕生日でもありました。反省会も進み、しだいに宴会へと変わろうとしていたときに、なんと皆からハッピーバースデイを歌ってもらったのでした。その上プレゼントまでもらってしまって、びっくりするやら恥ずかしいやらで、なんとも嬉しい気分を味わいました。

そこまでは、良かったんですが、それから先がたいへんな騒ぎになってしまいました。状況は詳しくは書けませんが、その中に居ました友人の1人が、完全にダウンしてしまい、救急車に乗ることになりました。幸いにも、点滴1本で復活したのですが、その点滴を待つ間、もう1人の友人と一緒に夜中の病院の待合室でしゃべっておりました。

20世紀最後の誕生日、楽しく仕事して、打ち上げやって、祝ってもらって、病院でその日を終わるという、とっても忙しい1日でした。
でも、おもろかった!

 

[2000.12.25] わんこ珈琲


正直なところ、最近の僕は何が本業なのか判らなくなってきています。

ここ数年のことですが、毎年年末に開催されます全国規模の大きなイベントの司会をしているのですが、これまでは大会の実行委員として司会に携わっていたんですが、今年はフリーになって司会に専念できるようになったので、イベントを盛り上げて成功させることはもちろんですが、僕自身もイベントを楽しもうという気持ちで、東京へ行ってきました。

大会前日(23日)に会場入りして、今年の相方をつとめてくれる女性と顔合わせ。その後、進行チェックを兼ねてディレクターと打ち合わせをして、いざリハーサルを行いながら、進行の修正を進めていきます。だいたいの進行チェックが終了した時点で、時計は20時を過ぎていました。
と、ここで翌日のイベントを控えての久しぶりの仲間達との、アホな話と食事で体調を整えて(?)、あとは、本番を待つばかりとなりました。(でも、寝たのは2時を過ぎていました。)

一夜明けて、朝食を食べようと同部屋の友人と一緒に、ホテルのレストランに行きました。
そこでびっくり、レストランに一歩足を入れたとたんに、係りの方が飛んできて「珈琲にしますか?紅茶にしますか?」と聞くのです。
朝食は洋食バイキングのはずなのに、なんと親切なのだろうと思いながら、僕は珈琲を注文しました。そして、席に案内されるとすぐに珈琲を持って来てくれました。(すごいタイミングでした。)その後、適当に好きなものを取ってきまして、食べてたんですが、珈琲を一口飲んで置いたとたんに、ウエイトレスさんが飛んできて、何も言わずにいきなり僕のコーヒーカップになみなみと注ぎ足したんです。多少びっくりしましたが、ありがたくおかわりを飲みながら、食べておりましたら、またしても珈琲のおかわりが注ぎ足されたんです。
「珈琲のおかわりは、いかがですか?」とか、なんとか聞いてくれたらいいのですが、何も聞かずにいきなり注ぎ足されるのです。結局おかわり珈琲を4杯も飲んでしまいました。

それにしても、東京のホテルの朝のサービス「わんこ珈琲」は、びっくりしました。

 

[2000.12.12] どんくさい人の秘密


我が家には、犬のラリーくんがいます。

このラリーくんは、なかなか幸せな暮らしをしておられまして、毎晩9時になると、家族4人を従えて、夜のお散歩にお出かけになります。
昨日の夜のことなんですが、けっこう寒くなっていたのもあって、どちらかというと背中丸めてダラダラというか、のそのそというか、まあしゃっきっとせずに歩いておりました。

そこでの会話

娘:「寒いなあ」
     と言いながら、丸っこくなって歩いてる
母:「寒いのは、血行が悪いからやで」
  「しゃきっと歩いたら、暖まるで。」
娘:「そんなん言うても、寒いねんもん。」

弟:「お姉ちゃんが寒いんは、赤血球がちんたらしてるからちゃうか!」

姉:「ほんなら、私の身体の中で、白血球が赤血球に向かって
   どんくさいやっちゃなぁ〜 などと言うてるんやろか?」
弟:「きっと言うてるねんで!」

う〜んなるほど、どんくさい人は、ヘモグロビンがどんくさいのか!と、納得しながら、ラリーくんと家路についた平和な一家でした。

 

[2000.12.06] お願いしますよ!シリーズ第2段


皆さんは、子供のころの記憶を遡っていくと何処まで戻れます?
私の場合は、記憶を遡っていくと、ある情景がはっきりと思い出されるところまで戻れます。

たぶん 2〜3歳頃だと思います。そこに立ちすくんでいる幼児(これが僕)は、倍以上年齢が上の少年(おそらく4歳ぐらい)が、そいつを地面に転がしながら嬉しそうに遊んでいる姿を見て、凍り付いていたのです。
せまい路地を抜けて、向こうへ行きたかった(たぶん、そうだと思う)幼い僕は、その路地で遊ばれている生き物の前をどうしても通りすぎる事が出来なくて、いやそれどころか戻る事も出来なくて、只々恐怖に囚われ、その場に立ちすくみ、そこで繰り広げられている光景に目が釘付けになっていたのでした。
この後は、まったく覚えていません。

それからです。
どうしても克服できない苦手なものの代表として、そいつが私の中に刻み込まれたのは。

そして、事件は数日前に起こったのです。

その日、新聞をめくりながら記事を追いかけていた私の目に、信じられない光景が飛び込んできました。思わず手を離した新聞の、今ちょうど目で見ていたところにそいつが居たのです。
もちろん新聞のページに挟まれるようなものでしたので、非常に小さいやつでしたが、私にはサイズは関係ないんです。そう、大きさよりも形と動き方がダメなんです。
またしても、幼いころの思い出がフラッシュバックしていきます。

どれくらい経ったのでしょうか、気を取りなおした私は考えました。このまま放っておいたら、そいつは新聞から出て家の中を好き勝手に、うろつき回るのではないか、と。(それこそ、本当の恐怖です。)
そこで勇気を振り絞って、そいつを退治しようと思ったのです。ティッシュを3枚重ねにして、そいつをつまみ上げてトイレに流すまで約10分。ようやく落ち着いたのですが、もうそのページは開く気にはなりませんでした。

新聞屋さん、偶然だとは思いますが本当にお願いしますよ!

そいつを退治する前に、震える手で撮った写真です。

 

[2000.12.01] お願いしますよ


きのうの夜の事、うちの奥さんが風邪引いて熱出してるんで、夕食のしたくを買ってでたのです。
はい。
フライパンを持つ手も軽やかに、機嫌良く料理に精出してると、携帯電話からルパン3世のテーマが聞こえてきました。

奥さん:あれ何の音?
料理人:携帯にメールが着いた音やと思うで。
      ちょっと手え離されへんから見てや、急ぎやったらあかんから。
奥さん:これどうやって見るん?
料理人:受信メールいうメニュー選ぶねん。
     (料理しながら、奥さんがメールを読むのを待ってました。)
料理人:読めた?

奥さん:(無言で読んでいる)

料理人:なあ、誰から?
奥さん:これ誰?
     (電話機が目の前に出てきた)
料理人:ん〜?
     (そこには、女性らしき人物から「今度の食事いついくの?
      などというお誘いの文面があったのです。)

奥さん:無言でこっちを見てる。
     (熱があるので、妙に迫力が増している。)
料理人:ま、間違いメールやろ。

     いやな間と、なんとも言えない恐怖が...

奥さん:ふ〜ん

料理人:急ぎのメールやなかったな!
     もうすぐ出来るから寝とき(落ち着きがない声)
奥さん:そうする
     (笑いながら去っていきました)

日ごろの行いが良いので疑われもせずに済みましたが、この間も「お友達になりましょう」なんちゅうメールが舞い込んできた。
何にもやましいことは無いけど、ややこしいメールを受け取ったらあせるで!ほんま。

世の女性の皆様、メールアドレスは正確におねがいしますよ、いやほんま