(ぶたの独り言)

2001年 5月

[2001.05.24] 1ヶ月


この前ここで紹介しました新型機動兵器 ZUKU が、我が家にやって来て、今日でちょうど1ヶ月となりました。

この子の本当の名前は「しずく」ちゃんなんですが、家中ところかまわず、やんちゃの限りを尽くしていまして、アニメ「機動戦士ガンダム」に登場する敵モビルスーツのザクのようだ、ということで、いつのまにか「しずく」と呼ぶよりも「ZUKU!」というあだ名で呼ぶこととなったのです。

え〜このZUKUが、我が家の家族になったのは、ある事件がきっかけだったのです。
その日(4月24日)私は、いつものごとく仕事(?)をしておりました。
と、そこへ1本の電話があったのです。(電話は奥さんからでした。)
その電話を取った私の耳に届いた言葉は
 「子猫が道路脇の排水溝に落ちて鳴いてるねんけど、
  出られへんみたい。助けられへんやろか?」
というものでした。
そんなことを聞いたら、放っておけるはずもなく早々に仕事を切り上げた私は、事故現場へと急いだのでした。
耳をすませると、あちこちのマンホールから声が聞こえてくるではないですか。で、手近なマンホールをなんとか開けようとしたですが、残念ながら道具一つ無いものでどうにもなりませんでした。

そこで、テレビなどでたまに報道されるように、レスキュー隊に頼んでみようと思ったのです。
119番に電話してレスキュー隊をお願いして、待っていたのですが、レスキュー隊が到着するまでに、だんだんと子猫の声は小さくなっていき、とうとう聞こえなくなってしまったのです。
と、そこへ到着したレスキュー隊の方が、落ちた場所へ酸素ボンベを持っていき、勢い良く排水溝に向けてバルブをひねりました。(あるていど大きなネコなら驚いて飛び出してくる事があるそうです。)でも、ダメでした。
ついに、ファイバースコープを持ち出して、排水溝の中を捜してくれました。が、これでも見つかりませんでした。
ファイバースコープの画面に映る排水溝の本管には、水がたまっていました。
落ちてから3時間ぐらいが過ぎていましたので「これはダメかな」と思い始めた時に、レスキュー隊の隊長さんが、現場から離れた所にあるマンホールを空けて、隊員の方と2人で降りていったのです。そして、その後排水溝の本管の中へ1人の方が懐中電灯を向けると、遠くに小さな生き物らしきものが動いてるのを発見したのです。
そこからは、狭い本管の中をほとんど這うように進んで行って、ネコを掴んで助けてくれたのですが、その態勢では戻る事が出来なかったために、そのまま次のマンホールまで前進して無事に救出されたのでした。(この隊員の方の移動距離は50m以上でした。)

その後、どうぶつ病院へ連れて行き、身体を洗ってご飯をあげたら、そのまま家族になってしまいました。

という訳で、我が家に来てから1ヶ月が経った「しずく」は、家の中で好き放題に暴れまわって、先住のイヌとネコを従えて楽しそうに過ごしておられます。

でも、可愛いですよ!

 

[2001.05.20] このままで!


破れてしまいました。

大切に(?)してたのに、それは突然やってきました。

今朝パジャマを脱いで、着替えようとしていた僕の目に飛び込んできたのは、内股の部分が思いっきり裂けているジーンズだったのです。そりゃぁ確かに、僕の体重が重いのは認めます。でも、それはないやろうと、心の中で叫びたくなるような、ひどい破れ方でした。そう、いつのまにかデニムの生地の内股が裂けて破れるほど、僕の身体は進化していたんです。
これじゃあ、今日は外へ出られないやんか。(つい先日、もう1本のジーンズが同じ症状で隠居していたのでした。)という訳で、仕方なくジーンズを買いに出かけました。実は、ズボンを買うのは好きでは無いのです。(どっちかと言うと嫌いです。)

というのも、ジーンズに限らずズボンを買う時は、裾の長さを直してもらわないとダメなんですネ、これが。で、この直しが中途半端な長さやないんで、いつも悔しい思いをするのと、店員さんのにこやかな笑顔で「それじゃあこの長さでよろしいですね。」と、言いながら足の長さの限界点に付けるピンの位置が、やけに寂しくて...。
と、いうことで、僕がズボンを買うと必ず店の中では儀式が執り行われるのです。
   長さカットの儀 (短く合わせるの儀)
そう、今日も、おごそかに執り行われる予定だったのです。

ですが、出かけたその店ではジーンズの又下の長さが複数用意されているではないですか。なんと、僕はその中から僕の足の長さ(短さ)でも裾を踏んずけないで歩ける長さのジーンズを発見したのです。もちろん、1番短いやつでしたが、そんなことはどうでも良く、気分は嫌が上でも盛り上がっていきました。そして、そのジーンズを手にレジへ向かった僕の口からは、生まれて初めての言葉がでていました。

 店員:裾の長さはよろしいですか?
 僕 :はい。このままでいいです!

ほんの短い言葉でしたが、ズボンが身近に感じられた一瞬でした。

いや〜、やっぱり庶民の味方やね「ユニクロ」は。(ん?、店側の生地の節約か?)

 

[2001.05.18] 寿司屋のようなガソリンスタンド


昨日、取材の為に車で移動していたときのことです。
とあるガソリンスタンドの看板が目にはいってきました。
そこには、こうありました。

  ハイオク  得得価格
  レギュラー 安心価格
  軽油    ニコニコ価格

これじゃあ、いったいいくらなのかまったく解からんではないですか!

前日は確か、金額表示があったんですが、もしかすると高級な寿司屋のように時価で販売してるのでしょうか?
スタンドの奥の方で、海の向こうの原油取引価格を真剣な目で見る人物(店長:仮称)が居て、客が来る度に正確な販売価格を店員に無線で指示しているガソリンスタンド。
そんなことは無いと思いますけど、これじゃあお薦めなんかどうか解からんではないですか!


最近、街中に変な看板が目立つようになった気がしますので、「オモシロ看板」のコーナーの新設なんかも良いかなぁ、などと思ってしまいました。

 

[2001.05.15] 出来事いっぱい(その6 完結編)


その時だった。
目の前の現実に途方にくれていた私達の前に、敵連邦軍の新型機動兵器が姿をあらわしたのは。

 その機動兵器の名は ZUKU

   体長:約15cm
   装備:
      
   性能:ジャンプ力(未発達)
       ニャ〜ン、ゴロゴロという音で敵を油断させる

その姿に圧倒された我々は戦意を喪失し、ここに敗れ去ったのである。


そうなんです。
このコラムを休んでいた間に、またしても家族が増えてしまったというお話でした。最近では、家に来た時の2倍ほどのおおきさになり、すっかり大きくなった ZUKU によって、みんなかじられっぱなしなのでした。

(話が、だんだんマニアックになって来ていたので、無理やり完結しました。)

 

[2001.05.14] 出来事いっぱい(その5)


敵の意のままに操られているのは誰だ?
私は、全員にたずねることにした。
以下は、その時の会話である。

主な登場人物
    S:反乱軍隊長(私です)
    T:戦士1(息子)
    D:戦士2(勇猛なネコ戦士)
    R:戦士3(巨漢のやさしき戦士)

S:残念だが、我々反乱軍の中に連邦の手先が潜入したようだ
T:(腹が減っているのか、何か持っている。)
D:(知らんふりして、横を向いている)
R:(何故か、うれしそう)
S:このままでは、我々は目的を達成する前に壊滅状態に陥ることになる
  この中の誰がスパイなのかは、おおよその察しはついている。

T:(口の中には、食い物が)
D:(あくびをしている)
R:(やっぱり、うれしそう)
S:スパイを探し出して始末しなければならない。
  しかし、私には ...
  私が目をつぶっている間に、この場を離れてくれ。
    (戦士たちの動揺が伝わってくる。)

その場に残ったのは、私とDとの2人だけだった。   ・・・つづく

 

[2001.05.13] 出来事いっぱい(その4)


この時点での我々反乱軍の戦力は次の通りとなっていた。

隊 長:父(私です)
戦士1:息子
戦士2:ネコ
戦士3:イヌ
その他:RV & MS混成部隊(未完成)

この時、反乱軍隊長である私は、うかつにも大変なミスを犯していたのだった。
そう、我々反乱軍の中に、連邦軍によって洗脳され、こちらの情報が筒抜けとなっていたのである。
漏れた機密情報は、我々反乱軍の真の目的なのだ。

この洗脳者によるスパイ事件によって、反乱軍は壊滅的な打撃を被ることとなった。
しかし、いったい誰が?  ・・・つづく

 

[2001.05.12] 出来事いっぱい(その3)


戦力増強を急ぐ反乱軍は、少しずつではあったが確実にその装備を充実させていったある日のことでした。
私は、ラウンドバーニアンならびにモビルスーツ部隊が配備されている格納庫(息子の部屋)へと行きました。そこには、整備された機体が、本棚はもちろん勉強机の上までも、すべてを覆いつくさんばかりに整然とまたダイナミックにと並んでおりました。

いかん!
もしも、このような現場を敵連邦軍の指令(奥さん)に発見されたら、今後の戦力増強計画に支障が出ることは間違いないだろう。

そこで、我々は発見される前に格納庫の掃除を始めたのでした。
だが、これではすでに戦う前にびびってるので、対策を練る必要があることに気がつきました。
そこで新たに2名の戦士を仲間に迎え入れたのです。
  戦士1:ネコ(我が家の隊長)
  戦士2:イヌ(体重20Kgを越える巨体の持ち主)
彼ら2名は、今後予想される正面からの直接対決において、おおいに期待が持てる仲間なのである。  ・・・つづく

 

[2001.05.11] 出来事いっぱい(その2)


バイファムプラモデルセット(48個)で、息子の部屋の中を占拠した反乱軍(私と息子)は、さらに装備をじゅうじつさせるべく、次なるロボット軍団を手配したのだった。

で、奥さんに怒られました。
  え〜! また、買うたん?!

ん〜 またしても、ちょっと買いすぎたのだろうか?
ガンダムプラモデルセット 16個入り

敵連邦軍(奥さんと娘)の戦力のに立ち向かうため、私達反乱軍には、戦力の実戦配備を急ぐ必要がある。これまでのようなペースでは、戦力が整う前に最悪の事態が発生する可能性があるのだ。
しかし、この時買ったガンダムシリーズのプラモデルが、物語を意外な方向へと向かわせることを、私達反乱軍はもちろんのこと連邦軍の誰一人として知る者はいなかったのだ。  ・・・つづく

 

[2001.05.10] 出来事いっぱい(その1)


実は、私は趣味が多くて、その中にプラモデルなどというものがあります。
ある日、ネットオークションで昔のアニメに登場するロボットモノのプラモデルが出品されているのを見て、これを落札してしまいました。それは、アニメファンにもあまり知られていない20年以上前の作品なのですが、私のお気に入りのアニメでして、どこの店にも無いモノでした。それが手に入ったのです。
作品名は「銀河漂流バイファム」といいます。

いま、家の中は(息子の部屋の中ですが)バイファムの登場ロボットで一杯になってしまいました。

で、奥さんに怒られました。
  なんでこんなにたくさん買うんよ!
  ホンマに!

ん〜 ちょっと買いすぎたかな?
バイファムプラモデルセット 48個入り

でも、私は反省の色を見せず、敵の戦力の前では、私同様あまり頼りにならない息子を味方につけ、さらに事態を進行させたのであった。  ・・・つづく



いま改めて気が付きました。
何が?って

  ほんとに長い間、更新せずに暮らしていたもんや と...

その間いったい何をしてたかといいますと、これが一言では語れないようなことをしてました。
という訳で、今日はその間のダイジェスト版1回目をお届けします。